ホンダのフラッグシップミニバンであるオデッセイについて気になっている方も多いのではないでしょうか。
特にオデッセイのマイナーチェンジや2026年モデルに関する最新情報がいつ発表されるのか、そして新型オデッセイとしてフルモデルチェンジの噂はどうなったのかなど、知りたいことは山積みですよね。
また実車を検討するにあたっては改定された値段や気になる4WDの設定の有無についても詳しくチェックしておきたいところですし、変更点が加えられた内装や外装のデザインがどう進化したのかも重要なポイントです。この記事ではこうした疑問について私の視点で分かりやすく解説していきます。

この記事を読むと以下のポイントについて理解できます。
- 2026年モデルとして発売された一部改良版の具体的な変更点と発売時期
- 価格改定の詳細とそれに見合う装備の充実度についての評価
- 4WDが設定されない構造的な理由と雪国ユーザー向けの現実的な代替案
- 国内生産時代の最終型と現在の再輸入モデルとの決定的な違いと選び方
オデッセイ マイナーチェンジ 2026 の最新解説
ここでは、検索されているキーワードである「オデッセイ マイナーチェンジ 2026」について、その詳細なスペックや市場背景を深掘りしていきます。
単なるカタログ数値の羅列ではなく、実際にオーナー目線で気になるポイントを中心にまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マイナーチェンジはいつ?最新情報の詳細
まず結論からお伝えすると、いわゆる「2026年モデル」に相当するオデッセイの一部改良モデルは、2025年11月7日にすでに発売されています。
「えっ、もう出てるの?」と驚かれた方もいるかもしれませんね。自動車業界では、年末近くに発売されるモデルを翌年のイヤーモデル(年次改良モデル)として扱うことが一般的です。今回の改良は、2023年12月に再輸入という形で復活して以来、初めての大きな仕様変更となります。
私自身、このオデッセイの復活劇には当時かなり驚かされましたが、今回の一部改良はユーザーからの声をかなり真摯に拾い上げた内容になっていると感じます。発売時期についてもう少し詳しく補足すると、ホンダからの公式発表は2025年11月6日に行われ、その翌日の11月7日から全国のHonda Carsで販売が開始されました。

「いつ買えるのか」「納期はどうなっているのか」という点も気になりますよね。
現状、すでに全国のディーラーで注文が可能ですが、注意が必要なのはこのオデッセイが中国の広州にある工場で生産されている「輸入車」であるという点です。
国内生産モデルであれば、注文から納車までのリードタイムはある程度一定ですが、輸入車の場合は船便のスケジュールや通関の手続きなどが絡むため、タイミングによっては予想以上に待たされるケースもあります。
特に今回の一部改良モデルは装備が充実したことで引き合いも強く、色やグレードによっては数ヶ月待ちという情報も耳にします。
もし購入を真剣に検討されているのであれば、まずはディーラーで最新の納期情報を確認し、早めに行動を起こすことが吉と言えるでしょう。
知っておきたい輸入車の事情
中国生産というと品質を心配される方もいるかもしれませんが、現在の広汽本田の工場はホンダのグローバル拠点の中でもトップクラスの品質管理体制を敷いています。実際に実車を見てみると、塗装の仕上がりやチリ合わせ(パネルの隙間)の精度は、かつての狭山工場製と比較しても遜色ないどころか、部分的には上回っていると感じるほどです。
(出典:本田技研工業株式会社『「ODYSSEY」を一部改良し発売』 https://global.honda/jp/news/2025/4251106-odyssey.html)
新型オデッセイとモデルチェンジの噂
ネット上を見ていると、「2026年にフルモデルチェンジするんじゃないか?」という噂をちらほら見かけます。これについては、現状の情報を整理すると「当面は現行型(RC型)の熟成版が継続販売される」と見て間違いなさそうです。
なぜフルモデルチェンジの噂が出るのか、その背景にはいくつかの要因が絡み合っています。
一つは、現行型のRCオデッセイが2013年の登場から10年以上経過しているという事実です。通常のモデルサイクルであれば、とっくに次期型が出ていてもおかしくない時期ですから、「そろそろ新型が出るのでは?」と期待するのも無理はありません。
しかし、ホンダの現在のミニバン戦略を俯瞰すると、また違った景色が見えてきます。現在、国内のミニバン市場は「ステップワゴン」がファミリー層の受け皿となり、「フリード」がコンパクト需要を満たしています。
その中でオデッセイに求められているのは、多人数乗車ができつつも、セダンのような走りの質と高級感を求める層へのアプローチです。
このニッチながらも確実な需要に対して、莫大な開発費をかけて新規プラットフォームを一から開発するよりも、すでに完成の域に達している現行型を徹底的に熟成させる方が、コストパフォーマンスと製品の質のバランスが良いという判断があるのだと推測できます。
北米版との混同に注意
もう一つの噂の出処として、北米市場の存在があります。北米で販売されている「オデッセイ」は、名前こそ同じですが、V6エンジンを積んだ全長5メートル超えの全く別の巨大なモデルです。こちらのモデルチェンジ情報やスパイショットがネットに出回ると、日本のユーザーが「次期型か!?」と誤解してしまうケースが多々あります。日本国内版の情報と混同しないよう注意が必要です。
正直なところ、現行型は度重なる改良でネガティブな要素がほとんど潰されており、完成度が極めて高くなっています。
「次期型を待っていたら、EV化の波でコンセプトが全く変わってしまった」なんていう可能性もゼロではありません。
熟成されたガソリンエンジンの良さを残したハイブリッドに乗れるのは、今が最後のチャンスかもしれないと私は考えています。
改定された値段とグレード構成
今回の一部改良で、購入検討者の財布を直撃するのが価格の上昇です。全グレードで一律286,000円(税込)の値上げが行われました。まずは新価格を見てみましょう。

| グレード名 | 新価格(税込) | 旧価格からの差額 |
|---|---|---|
| e:HEV ABSOLUTE | 5,086,400円 | +286,000円 |
| e:HEV ABSOLUTE・EX | 5,286,600円 | +286,000円 |
| e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION | 5,455,000円 | +286,000円 |
「うわ、結構上がったな…500万円オーバーか」と感じる方も多いはずです。しかし、この価格上昇を単なるインフレや円安の影響だけで片付けるのは早計です。
詳しく見ていくと、これまでオプション扱いだったり、設定そのものがなかったりした快適装備が標準化されたことによる「実質的な価値向上分」がかなり含まれていることが分かります。
例えば、後ほど詳しく解説する「2列目大型ロールサンシェード」の標準装備化などは、部品代だけでなく、ドア内張りの設計変更や製造工程の追加といったコストがかかっています。
また、昨今の原材料費や物流コストの高騰を考えれば、輸入車であるオデッセイが価格維持をするのは困難だったでしょう。
個人的には、ライバルであるトヨタ「アルファード」の価格設定と比較してみると、オデッセイの立ち位置がより明確になると思います。アルファードはハイブリッドモデルを選ぼうとすると、グレードによっては700万円、800万円という世界になってきます。それに対し、オデッセイは最上級の「BLACK EDITION」であっても約545万円です。
もちろん、車体の大きさや目指す方向性が違うので単純比較はできませんが、全席本革シートや2列目の電動パワーシート、最新の安全装備が全部入りでこの価格というのは、相対的に見れば「割安なプレミアムミニバン」というポジションを維持していると評価できます。
洗練された外装デザインとインテリアデザイン
見た目の変化についても触れておきましょう。パッと見は2023年の再輸入時と大きく変わらないように見えますが、実は細かい部分で質感が向上しており、オーナー心をくすぐる変更がなされています。
今回の一部改良で外装デザインにおける最大のトピックは、最上級グレード「BLACK EDITION」に新設定されたボディカラー、「ダイヤモンドダスト・パール」です。
これ、実車を見ると写真の何倍も美しいんですよ。名前の通り、まるでダイヤモンドの微細な粒子がボディ表面で舞っているかのような、深みのあるキラキラ感があります。
従来のプラチナホワイト・パールも綺麗でしたが、ダイヤモンドダスト・パールは光の当たり方によって陰影がより強く出るため、オデッセイの抑揚のあるボディラインを際立たせてくれます。
特に「BLACK EDITION」はフロントグリルやホイール、ドアミラーなどが黒で引き締められているため、この新色の白さと黒いパーツのコントラストが抜群にカッコいいんです。「白がいいけど、普通の白じゃつまらない」という方にはドンピシャの選択肢になるはずです。

インテリアの進化点:細部へのこだわり
内装に目を向けると、2列目シート周りの使い勝手がさらに良くなっています。再輸入モデルから採用された電動キャプテンシートですが、アームレスト内に収納式のミニテーブルが備わっているのをご存知でしょうか? これが絶妙なサイズ感で、「充電中のスマホをちょっと置きたい」「飲み物を手元に置きたい」というユーザー心理を痛いほどよく分かっている設計なんです。
また、インパネ周りもソフトパッドの使用範囲が広く、ステッチの処理も丁寧です。かつてのオデッセイで指摘されがちだった「プラスチッキーな安っぽさ」は完全に払拭されており、ドアを開けた瞬間に「いい車に乗ったな」と感じさせてくれる、まさに「走るラウンジ」と呼ぶにふさわしい空間に仕上がっています。

2026年モデルの主な変更点
今回の一部改良で最も大きなトピックと言えるのが、何と言っても「2列目大型ロールサンシェード」の全車標準装備化でしょう。
「え、サンシェードがついただけ?」と軽く思うなかれ。これは子育て世代や、後席に大切なゲストを乗せる機会が多いユーザーにとっては、まさに革命的な進化なんです。
以前のモデルや中国仕様の一部では設定が曖昧だったり、グレードによっては装着不可だったりした経緯があり、日本の夏場の猛暑やプライバシー保護の観点から「これだけは絶対に欲しい」「なぜ標準じゃないんだ」という悲痛な声が多く寄せられていた機能でした。
このロールサンシェード、カー用品店で売っているような吸盤タイプとは訳が違います。
ドアトリム(内張り)の中にスルスルっと綺麗に格納されるビルドインタイプなので、使わない時は完全に姿を消し、高級感を一切損ないません。そして使用時にはスライドドアのガラス面をしっかりと覆ってくれるため、直射日光を強力に遮断してくれます。
私自身も経験がありますが、夏場のドライブで子供が寝てしまった時、窓から差し込む強烈な日差しは大敵です。このシェードがあれば、エアコンの効きも良くなりますし、何より眩しさで子供が起きてしまうのを防げます。
また、パーキングエリアでの休憩時や着替えの際にも、外からの視線をシャットアウトできるので安心感が段違いです。
地味な装備に見えるかもしれませんが、実際の使用シーンを想像すると、これだけで28万円の値上げ分の元が取れると言っても過言ではないほど、満足度の高い変更点だと私は確信しています。

今回特に強化された部分
目に見えにくい部分ですが、静粛性とコネクテッド機能も2026年モデルではさらに強化されています。
まず静粛性についてですが、オデッセイは再輸入モデルになってから、中国市場での「VIP送迎車」としての厳しい要求に応えるために、遮音ガラスの採用範囲拡大や、ホイール内に消音機能を持たせた「ノイズリデューシングホイール」の採用など、徹底的な防音対策が施されました。
今回の一部改良モデルでもその路線は継続されており、実際に走らせてみると、ロードノイズの低さは一昔前のオデッセイを知る人なら「これ本当にオデッセイ?」と驚くレベルです。
特に高速道路での巡航時、後席の人と普通の声の大きさで会話ができるというのは、ミニバンとしては非常に優秀です。タイヤが発する「ゴー」という音が遠くで鳴っているような感覚で、車内の静けさが保たれているため、長距離移動でも疲れにくいというメリットがあります。
そしてもう一つ、現代の車に欠かせないのがコネクテッド機能です。2026年モデルには最新の「Honda CONNECT」に対応したナビゲーションが標準装備されています。これにより、スマートフォンアプリを使って離れた場所からエアコンを始動させたり、ドアロックの状態を確認したりといったリモート操作が可能になりました。
さらに注目なのが、車内Wi-Fi(有料オプション)機能です。これを使えば、車内がWi-Fiスポットになります。子供がタブレットでYouTubeを見たり、同乗者がノートPCで仕事をしたりする際、データ通信量を気にせずにネット環境を利用できるのは、現代のミニバンとしては必須級の機能ですよね。
オデッセイは単なる移動手段ではなく、「移動するリビング」としての完成度を極めていると感じます。
進化した安全性能と装備
安全運転支援システム「Honda SENSING」も、時代に合わせてしっかりとアップデートされています。2026年モデルでは、検知精度の向上に加え、ドライバーのヒヤリハットを未然に防ぐ機能が充実しています。
| 機能名 | どんな時に役立つ? |
|---|---|
| 近距離衝突軽減ブレーキ | 狭い駐車場での取り回し時、壁や障害物に近づきすぎた際に自動でブレーキを作動させ、接触を防ぎます。ボディの大きいオデッセイには特にありがたい機能です。 |
| 急アクセル抑制機能 | ペダルの踏み間違いによる急発進を抑制します。高齢の親御さんが運転する場合などでも安心感が高まります。 |
| オートハイビーム | 対向車や先行車を検知して、自動でハイ/ローを切り替え。夜道の視認性を確保しつつ、煩わしい操作から解放されます。 |
これらの機能に加えて、私が特に進化を感じたのがACC(アダプティブクルーズコントロール)の制御ロジックです。以前のモデルでは、前走車がいなくなった時の加速が少し唐突だったり、割り込みに対するブレーキが強すぎたりする場面がありましたが、最新モデルでは加減速の制御が非常に滑らかで、人間の感覚に近くなっています。
長距離ドライブ、特にお盆や年末年始の渋滞時にこのACCを使うと、疲労の蓄積度合いが全然違います。機械に任せられる部分は任せて、ドライバーは周囲の安全確認や運転そのものを楽しむことに集中できる。これが最新のHonda SENSINGの最大のメリットですね。
4WD非設定の理由と代替案
さて、ここがオデッセイ検討者にとって一番のネック、あるいは購入を断念する決定的な要因になる部分かもしれません。残念ながら、2026年モデルにおいても4WDの設定はありません。
「なんで!?ミニバンなのに4WDがないなんて信じられない!」と思う気持ち、痛いほど分かります。北海道や東北、北陸地方にお住まいの方にとって、4WDがないというのは死活問題になりかねませんからね。
でも、これには単なる手抜きではなく、構造的な明確な理由があるんです。
現在販売されているオデッセイは中国で生産されているとお伝えしましたが、ベースとなっている中国仕様のオデッセイは、現地の富裕層向けに「究極の乗り心地と広さ」を提供することを最優先に開発されました。
そのため、ホンダ独自の技術である「超低床プラットフォーム」を極限まで活かし、床を低く、室内高を高く取るパッケージングを採用しています。
この際、後輪を駆動させるためのプロペラシャフトを通すトンネルや、リアデファレンシャル(差動装置)を収めるスペースが、物理的に排除されてしまったのです。
あるいは、それらを収めるために床を高くしてしまっては、オデッセイの最大の魅力である「低床による乗降性の良さと広い頭上空間」が失われてしまう。ホンダとしては苦渋の決断だったと思いますが、「4WDを捨ててでも、圧倒的な広さと乗り降りしやすさを取る」という割り切りをしたわけです。
また、日本市場のためだけにフロアを作り直して型式認証を取り直すコストが見合わないというビジネス的な事情もあるでしょう。

雪国ユーザーへの現実的な代替案
では、雪国でオデッセイに乗るのは不可能なのか? というと、必ずしもそうではありません。
まず代替案の一つとして、どうしても4WDが必須なら、同じホンダの「ステップワゴン スパーダ プレミアムライン 4WD」が有力な選択肢になります。価格帯も近く、装備も豪華で、何よりリアルタイムAWDの安心感があります。
しかし、「やっぱりオデッセイのスタイルが好きだ」という方へ。実はオデッセイのハイブリッドシステム「e:HEV」は、モーターによるトラクション制御が非常に緻密です。エンジンのように出力の波がなく、滑り出しを瞬時に検知してトルクを調整できるため、FF(前輪駆動)であっても雪道での発進性能は意外なほど高いのです。
最新の高性能スタッドレスタイヤ(例えばブリヂストンのブリザックVRX3など)を履き、無理な運転をしなければ、都市部の降雪や除雪された主要道路であれば十分に走れてしまうのも事実です。「絶対に4WDじゃなきゃ坂を登れない」という過酷な環境でない限り、FFのオデッセイでも冬を越せる可能性は十分にあります。
※もちろん、タイヤの性能過信は禁物です。最終的な判断は、お住まいの地域の路面状況や坂道の有無に合わせて慎重に行ってくださいね。
オデッセイ マイナーチェンジ 2026 を徹底比較
ここからは、新しくなったオデッセイが過去のモデルや競合と比べてどうなのか、「オデッセイ マイナーチェンジ 2026」という視点で徹底的に比較していきたいと思います。
新車だけでなく、状態の良い中古車を検討している方にも役立つ情報を整理しました。
5代目の前期と後期の違いを検証
オデッセイの5代目(RC型)は2013年から販売されている長寿モデルなので、街中で見かけるオデッセイも年式によって中身が全く異なります。
どれがどれだか分からなくなりがちですが、ざっくり分けると以下の3つの世代に分類できます。
- 前期・中期型(2013年~2020年):
デビュー当初は「アブソルート」の足回りが硬すぎると話題になりましたが、すぐに改良されました。2016年には待望のハイブリッドモデル(現在のe:HEVの原型)が追加され、燃費性能が飛躍的に向上した時期です。顔つきはまだ少し控えめでした。 - 国内最終型(2020年~2022年):
フロントデザインを大刷新し、現在のモデルに近い厚みのある垂直グリル(通称:断崖絶壁グリル)に変わった時期です。手をかざすだけでドアが開く「ジェスチャーコントロールパワースライドドア」が話題になりました。この時期までは日本の狭山工場で作られていました。 - 再輸入型(2023年~現在/2026モデル):
今回紹介しているモデルです。国内生産終了に伴い一度絶版になりましたが、中国生産モデルを輸入する形で復活しました。外見は国内最終型と似ていますが、中身は別物に進化しています。
特にユーザーが迷うのが「国内最終型の中古」と「再輸入型の新車」の比較でしょう。
見た目は似ていますが、決定的な違いがあります。再輸入型では、伝統的なシフトレバーが廃止され、先進的な「エレクトリックギアセレクター(ボタン式)」に変更されています。
また、2列目シートが全席電動化されているのも再輸入型だけの特権です。逆に、ジェスチャーコントロールなどの一部機能は再輸入型では廃止されていたりします。
「日本で作られた安心感」を取るなら国内最終型の中古、「最新の電動装備と洗練された走り」を取るなら再輸入型、という選び方になるでしょう。
新旧マイナーチェンジの比較
では、国内で作っていた頃の最終型(~2022年)と、今の2026年モデルを直接比較してみましょう。表にするとその差は歴然です。

| 比較項目 | 国内最終型(~2022) | 再輸入型(2026モデル) |
|---|---|---|
| 生産国 | 日本(狭山工場) | 中国(広汽本田) |
| シフト操作 | レバー式 | ボタン式セレクター |
| 2列目シート | 手動/電動混在 | 全車4WAYパワーシート |
| シートヒーター | 1列目のみ | 全席(1列目・2列目) |
| ナビゲーション | ディーラーオプション | Honda CONNECTナビ標準 |
| 充電ポート | USB Type-A | USB Type-C(2列目含む) |
| 3列目格納 | 手動(重い) | 手動(少し軽い構造に改善) |
こうして比較してみると、今の時代に合わせて「デジタル化」と「快適性の電動化」が徹底的に進んでいるのが分かりますね。特にUSB Type-Cポートが2列目にも標準装備されたことや、2列目シートヒーターの完備は、スマホの充電速度や冬場の快適性を気にする現代人には地味ですが非常に嬉しいポイントです。
一方で、国内最終型にあった「ジェスチャーコントロールパワースライドドア」は、反応精度や使い勝手の面で賛否両論あったためか、再輸入型では廃止され、より確実なワンタッチスイッチ式に変更されています。
これは「退化」というよりは「実用性重視の適正化」と捉えるべきでしょう。
オデッセイ マイナーチェンジ 2026 は買いか
最後に、長々と解説してきましたが、結局この2026年モデルのオデッセイは「買い」なのか? について、私なりの結論をまとめたいと思います。
結論としては、「立体駐車場に入る高級ミニバンを探しているなら、これ一択で間違いなく買い」です。
現在、市場を席巻しているアルファードやヴェルファイアは素晴らしい車ですが、あの巨大なサイズ感や、フワフワとした船のような乗り心地がどうしても肌に合わないというドライバーは少なくありません。
また、都市部のマンションやオフィスビルに多い「高さ制限1,700mm以下」の機械式駐車場を利用しなければならない環境の方にとって、全高1,900mm級のミニバンは物理的に選択肢に入りません。

その点、オデッセイは全高1,695mmという、ミニバンとしては驚異的な低重心パッケージを持っています。このおかげで、多くの機械式駐車場に入庫可能ですし、何より走りの質が違います。
高速道路のカーブや山道でもグラっと傾くような不安感がなく、まるでセダンを運転しているかのような感覚でキビキビ走れます。
4WDがない点や価格上昇など、購入前に考慮すべきハードルは確かにあります。しかし、それを補って余りある「走りの楽しさ」「熟成された内装の使い勝手」、そして「他人と被りにくいスタイリッシュな存在感」があります。
SUV全盛の今だからこそ、あえてこの洗練されたプレミアムミニバンを選ぶというのは、車を知り尽くした大人の、かなり賢い選択だと私は思います。

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