ついにこの時が来ましたね。ホンダのグローバルSUVであり、世界中で愛されているCR-Vが、満を持して日本市場に帰ってきます。
「CR-V フルモデルチェンジ 2026」というキーワードで検索して、熱心に情報を集めている方も多いのではないでしょうか。
私自身、かつてのCR-Vを知る一人の車好きとして、この復活を心待ちにしていました。今回の新型は、単なるモデルチェンジにとどまらず、ボディサイズを拡大して高級路線へと大きく舵を切っているという噂や、ホンダが誇る最新のハイブリッドシステムを搭載して走りを磨き上げているという話もあり、期待が高まるばかりです。
では、実際の発売日はいつになるのか、価格はいくらくらいなのか、そして日本仕様の装備や使い勝手はどうなっているのか。今回は、現在判明している最新情報や、ディーラー筋から聞こえてくる声を整理しながら、購入を検討されている皆さんの疑問や不安を解消していきたいと思います。
この記事を読むと以下のポイントについて理解できます。
- 2026年2月の日本発売スケジュールと予約状況
- 500万円台からとなる価格設定とグレード構成
- 拡大されたボディサイズやハイブリッドのスペック詳細
- 内装の質感やRS・ブラックエディションの装備差
CR-Vフルモデルチェンジ2026の基本情報
まずは、皆さんが一番知りたいであろう基本的な情報から整理していきましょう。今回のフルモデルチェンジは、単なるデザイン変更や装備の追加ではありません。生産体制からパワートレイン、そしてターゲットとする層まで、これまでのCR-Vの常識を覆すほどガラリと変わっているのが大きな特徴です。2026年のSUV市場における台風の目になること間違いなしの新型CR-Vについて、現在わかっている重要ポイントを余すことなく解説します。
ホンダ新型の日本発売は2026年2月
待望の日本発売ですが、公式情報および販売店からの情報を総合すると2026年2月での発売が確定しています。一部の報道や情報筋によれば、具体的には2月26日に正式発表を行い、翌27日から発売開始というスケジュールが有力視されています。これは、ホンダの決算期である3月に合わせた販売戦略の一環とも考えられます。
実は、水面下ではすでに動き出していることをご存知でしょうか。2025年12月12日から全国のホンダカーズ(販売店)にて先行予約の受付がスタートしています。私自身も懇意にしているディーラー担当者に話を聞いてみましたが、「CR-V復活を待っていた既存オーナー様からの問い合わせが非常に多く、見積もり作成の予約も埋まりつつある」とのことでした。もし、あなたが早期の納車を希望されているのであれば、発表を待たずに今すぐディーラーへ足を運ぶことを強くおすすめします。
初期ロットを逃すと納期が長期化する懸念
今回の新型CR-Vにおいて、特に注意が必要なのが「納期」の問題です。後述しますが、新型は日本国内で生産されるのではなく、海外からの輸入販売という形をとります。これまでの国内生産モデルであれば、注文が増えても工場のラインを調整して増産体制をとることが比較的容易でしたが、輸入車の場合はそうはいきません。
タイの工場で生産され、船便で日本へ輸送されるため、一度在庫が切れると次の船便が到着するまで数ヶ月単位で待たされる可能性があります。特に発売直後の初期ロット(第一陣)は人気が集中しやすく、これを逃すと納車が2026年の夏以降、あるいは秋口までずれ込むリスクも十分に考えられます。

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先行予約のメリット
正式発表前に注文を入れることで、初期配車枠を確保できる可能性が高まります。また、ディーラーによっては早期予約特典などが用意されている場合もあるので、確認してみると良いでしょう。
逆輸入モデルのサイズやスペック
今回の新型CR-Vは、タイのアユタヤ工場で生産されたものを日本に持ってくる「逆輸入」という形になります。「タイ生産で品質は大丈夫なの?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、その点は心配無用です。現在のアユタヤ工場は、ホンダのアジア・オセアニア地域におけるマザー工場としての機能を持ち、日本の工場と同等、あるいはそれ以上の厳しい品質管理基準(QC)で稼働しています。実際、すでに日本で販売されているアコードやWR-Vも海外生産ですが、品質に関するネガティブな声はほとんど聞かれません。
DセグメントSUVとしての堂々たるサイズ感
さて、一番の懸念点はボディサイズでしょう。「日本の狭い道や駐車場で扱えるのか?」という点は、購入前の最大のチェックポイントです。結論から言うと、先代モデルよりもひと回り、いやふた回りほど大きくなっており、堂々としたDセグメントSUVへと成長しました。
| 項目 | 新型CR-V (2026) | 先代CR-V (5代目) | 差分 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,700 mm | 4,605 mm | +95 mm |
| 全幅 | 1,865 mm | 1,855 mm | +10 mm |
| 全高 | 1,680 mm | 1,680 mm | ±0 mm |
| ホイールベース | 2,700 mm | 2,660 mm | +40 mm |
全長は4,700mmに達し、トヨタのハリアーやマツダのCX-60といったライバル車とほぼ同等のスケール感になりました。これにより、伸びやかで迫力のあるプロポーションを手に入れています。特に注目すべきは全幅の1,865mmです。先代から+10mmの拡大ですが、このわずかな差が日本の駐車場事情では大きな意味を持ちます。

駐車場のサイズ制限に注意
日本国内の多くの立体駐車場やマンションの機械式駐車場では、「全幅1,850mm以下」という制限が設けられているケースが多々あります。1,865mmの新型CR-Vは、これらの駐車場には物理的に入庫できません。ご自宅の駐車場の規格はもちろん、よく利用するコインパーキングや商業施設の駐車場についても、事前に確認しておくことが必須です。
取り回しと視界性能の向上
サイズアップと聞くと「運転しにくそう」というイメージを持つかもしれませんが、ホンダのエンジニアはその点もしっかり対策しています。新型CR-Vでは、Aピラー(フロントガラス両端の柱)の位置を先代よりも約120mm手前に引き、さらにドアミラーをドアパネルに配置することで、斜め前方の死角を劇的に減らしています。
また、ボンネットの形状も工夫されており、運転席から車両の先端や幅感覚がつかみやすくなっています。実際に運転してみると、数値ほどの大きさは感じず、むしろ視点が高く見晴らしが良いので、狭い道でのすれ違いも意外とスムーズに行えるはずです。最小回転半径についても、このクラスとしては標準的な5.5m程度(予測値)に収められていると考えられ、日常使いで極端に困ることはないでしょう。
ガソリン廃止でハイブリッドのみ展開
パワートレインに関しては、日本仕様は非常に思い切った構成になりました。かつてラインナップされていた1.5L VTECターボのガソリン車はなくなり、「e:HEV(イーエイチイーブイ)」と呼ばれる2モーターハイブリッドシステム一本に絞られています。これは、ホンダが推進する電動化戦略の一環であり、CR-Vをよりプレミアムな電動車として位置づけたいという意図が明確に表れています。
進化した「スポーツe:HEV」の実力
搭載されるe:HEVは、シビックやZR-Vで定評のある2.0L直噴エンジンをベースにした最新世代のシステムです。特筆すべきは、ホンダ初採用となる「2段ロックアップ機構」です。これまでのe:HEVは、モーター走行が主体で、エンジンは主に発電に徹していました。エンジンがタイヤと直結して駆動するのは、効率の良い高速巡航時のみに限られていたのです。
しかし、新型CR-Vに搭載されるシステムでは、高速域用の「ハイギア」に加えて、市街地や登坂路で使える「ローギア」用の直結クラッチを追加しました。これにより、街中での追い越し加速や、重い荷物を積んでの坂道発進、あるいはトレーラーの牽引といったシーンでも、エンジンの太いトルクをダイレクトにタイヤに伝えることが可能になりました。
V6エンジン並みのトルクと静粛性
さらに、日本仕様は全車がスポーツグレードの「RS」設定というのも面白いところです。モーターの最大トルクは335N・mに達し、これは自然吸気の3.0L V6エンジンに匹敵する数値です。アクセルを踏んだ瞬間に遅れなく立ち上がるモーターの加速感は、病みつきになるほどの爽快感があります。

また、走行モードには「NORMAL」「SPORT」「ECON」に加えて「SNOW」モードも搭載されており、路面状況に応じた最適な走りが楽しめます。特に「SPORT」モードでは、スピーカーから疑似的なエンジン音を流す「アクティブサウンドコントロール」により、高揚感のあるドライビングを演出してくれます。
燃費に関しても、WLTCモードで20km/L前後(FFモデル予測値)という優秀な数値を叩き出してくると予想されます。この巨体でこの燃費性能は、維持費の面でも大きなアドバンテージとなるでしょう。
7人乗り設定がない理由と居住性
ファミリー層の方からよく聞かれる質問のナンバーワンが、「7人乗り(3列シート)はあるの?」というものです。先代のガソリンモデルには7人乗りが設定されていたため、期待されていた方も多いと思います。しかし残念ながら、今回の日本仕様には7人乗りの設定はなく、全車5人乗りとなります。
なぜ7人乗りが廃止されたのか?
これには技術的かつ戦略的な理由があります。まず技術面ですが、新型CR-Vはハイブリッド専用車となったため、後席床下にIPU(インテリジェントパワーユニット)などの電動化コンポーネントを配置する必要があります。これにより、3列目シートを格納するためのスペース確保が物理的に困難になったという背景があります。
また、マーケティングの観点からも、ホンダは「中途半端な3列シートを作るくらいなら、圧倒的に快適な2列シートを作ろう」という割り切りを行いました。先代の3列目はあくまで緊急用であり、大人が長時間座るには厳しい広さでした。新型ではそのスペースをすべて2列目と荷室の拡大に充てることで、どの席に座ってもファーストクラスのような快適性を実現することを目指したのです。
「リムジン級」の後席快適性

その恩恵は、後席のドアを開けた瞬間にわかります。ホイールベース延長分がほぼそのまま後席の足元スペース拡大に充てられており、先代比でレッグルームが大幅に拡大しています。身長180cmの大人が座って足を組んでも、膝前にはこぶし数個分の余裕があります。
ここがポイント:後席の進化点
- 8段階リクライニング:先代の2段階から大幅に増え、仮眠が取れるほどゆったりとした角度に調整可能です。
- 前後スライド機構:荷物の量や乗員の体格に合わせてシート位置を調整できます。チャイルドシートに乗せたお子様のお世話をする際にも便利です。
- シートヒーター完備:4WDモデルおよびBlack Editionには後席シートヒーターも標準装備され、冬場の快適性も抜群です。
もし、どうしても3列シートが必要な場合は、同じホンダのミニバンであるステップワゴンやオデッセイを検討するか、あるいは他社の3列シートSUVを比較検討する必要があります。しかし、普段は4人以内で乗ることが多く、「たまに人を乗せるときに、ゲストに最高のおもてなしをしたい」と考えるなら、新型CR-Vのパッケージングはベストな選択肢と言えるでしょう。
気になる価格とグレード構成
さて、購入を検討する上で一番のハードルとなるのが価格設定です。CR-Vは今回のフルモデルチェンジでプレミアムSUVへと完全にシフトしました。それに伴い、価格帯もそれなりに上昇しています。現在、販売店等で案内されている予定価格は以下の通りです。

| グレード | 駆動方式 | 税込予定価格 |
|---|---|---|
| e:HEV RS | FF (2WD) | 約5,122,700円 |
| e:HEV RS | 4WD | 約5,392,200円 |
| e:HEV RS BLACK EDITION | 4WD | 約5,779,400円 |
スタート価格で500万円オーバーと聞くと、「高くなったなぁ…」と感じるのが正直なところかもしれません。先代モデルが300万円台から買えたことを考えると、150万円以上の価格上昇です。しかし、この価格設定には理由があります。
価格上昇の背景と納得感
まず、円安や原材料費の高騰といった外的要因が大きく影響しています。これはホンダに限らず、すべての自動車メーカーが直面している課題です。しかし、それ以上に大きいのが「標準装備の充実度」です。新型CR-Vは、ナビゲーションシステム(Google搭載)、ETC2.0、最新の安全運転支援システム(Honda SENSING)、パワーテールゲート、本革巻きステアリングなどの高級装備が、ベースグレードからすべて標準装備されています。
他メーカーではオプション扱いとなり、追加で数十万円かかるような装備が最初から付いていることを考慮すると、実質的な価格差は縮まります。また、残価設定ローンを利用した場合のリセールバリュー(数年後の下取り価格)も、SUV人気やCR-Vのグローバルなブランド力を背景に高値で推移することが予想されます。月々の支払い額でシミュレーションしてみると、意外と手の届く範囲に収まるかもしれません。
CR-Vフルモデルチェンジ2026の注目点
基本スペックや価格といった数字上の情報を押さえたところで、ここからは私が個人的に「ここは凄い!」「これは売れる理由になる」と感じた注目ポイントを深掘りしていきます。実車に触れると、カタログスペックだけでは伝わらない「質感」や「こだわり」、そして作り手の「魂」のようなものが随所に感じられるんですよね。特に内装の仕上がりや、グレードごとの装備差は購入時の悩みどころになるはずです。
内装・インテリアデザインの上質感
ドアを開けて運転席に乗り込んだ瞬間、まず驚くのがインテリアの質感の劇的な向上です。先代モデルも機能的で使いやすい内装でしたが、どこかプラスチック感が否めず、高級車と呼ぶには少し物足りなさがありました。しかし、新型CR-Vはそのネガティブな要素を完全に払拭しています。
水平基調の「ノイズレス」デザイン
ダッシュボードは、最新のホンダデザイン言語である水平基調を徹底したレイアウトになっています。視界を遮るものがなく、広々とした空間演出がなされています。特徴的なのは、シビックやZR-Vでも採用されている「パンチングメタル」を用いたエアコン吹き出し口です。ハニカムメッシュの奥に吹き出し口を隠すことで、視覚的なノイズを減らし、シンプルながらもモダンで洗練された印象を与えています。ダイヤル類の操作感にもこだわっており、回した時の「カリカリ」というクリック感一つとっても、精密機械のような心地よさがあります。
Google Built-inが生む新しいデジタル体験
そして、インテリアにおける最大のトピックは、何と言っても「Google Built-in(グーグル・ビルトイン)」の採用でしょう。これは、アコードに続いて国内ホンダ車では2例目の採用となります。簡単に言えば、車の中にスマホのAndroid機能が内蔵されているようなものです。
これまでのカーナビは、スマホをケーブルやBluetoothで接続してAndroid AutoやApple CarPlayを使うのが主流でしたが、Google Built-inならスマホを繋ぐ必要すらありません。車のディスプレイで直接Googleマップが使えますし、「OK Google, 近くのカフェを探して」「エアコンの温度を下げて」と話しかけるだけで、音声認識で様々な操作が可能です。

Google搭載の最大のメリット
私が一番便利だと感じるのは、地図データが常に自動で最新の状態に更新される点です。「新しい道路が開通したのにナビに表示されない」「お店が変わっているのに古い情報のまま」といった、従来のカーナビで感じていたストレスから完全に解放されます。また、Google PlayからSpotifyやAmazon Musicなどのアプリをダウンロードして、車内で直接音楽ストリーミングを楽しむことも可能です。
シートの作りもしっかりしており、RSグレード専用のプライムスムース×ファブリックのコンビシートは、滑りにくく身体をしっかりとホールドしてくれます。赤いステッチが随所に施されており、スポーティな気分を盛り上げてくれる演出もニクイですね。
RS・ブラックエディションの装備
購入時に最も頭を悩ませるのが、標準の「RS」にするか、最上級の「RS BLACK EDITION」にするかという選択でしょう。両者の価格差は約38万円(4WDモデル同士での比較)です。38万円は大金ですが、この差額で得られる装備の内容を細かく見ていくと、私は予算が許すなら断然BLACK EDITIONをおすすめします。その理由を解説しましょう。

38万円の差額以上の価値がある専用装備
BLACK EDITIONには、標準のRSには装着されない、あるいはオプションでも選べない以下の特別な装備が追加されます。
| 装備名称 | 概要とメリット | 推定価値 |
|---|---|---|
| 電動パノラミックサンルーフ | 前席から後席まで広がる大型ガラスルーフ。圧倒的な開放感と車内の明るさを提供します。リセール時の加点要素としても特大です。 | 約15万円相当 |
| ヘッドアップディスプレイ (HUD) | フロントガラスに速度やナビ案内、標識認識情報を投影。視線移動を減らし、安全運転に寄与します。 | 約10万円相当 |
| 前席シートベンチレーション | シートから風を吸い込み、背中や太ももの蒸れを防ぐ機能。日本の高温多湿な夏場には必須級の快適装備です。 | 約5~8万円相当 |
| Honda SENSING 360 | 標準のSENSINGに加え、全方位センシングによる高度な運転支援機能を追加。安全の保険料と考えればプライスレス。 | 約10万円相当 |
| 専用ブラックエクステリア | ホイール、ドアミラー、ガーニッシュ類をブラック化。精悍で威圧感のあるルックスを実現。 | プライスレス |
いかがでしょうか。サンルーフやヘッドアップディスプレイ、シートベンチレーションといった装備を単体で積み上げていくだけで、すでに30万円近くの価値があります。それに加えて、最新鋭の安全装備である「Honda SENSING 360」が付いてくるわけですから、コストパフォーマンスという観点で見れば、BLACK EDITIONの方が圧倒的に高いと言えます。
特にシートベンチレーションは、一度使うと手放せなくなるほどの快適装備です。革シート(本革×合成皮革のコンビシート)はどうしても夏場に蒸れやすい欠点がありますが、この機能があれば常にサラッとした座り心地を維持できます。外装デザインも、輸入車の「ナイトパッケージ」や「ブラックライン」のようなトレンドを取り入れた真っ黒な仕様で、所有欲を強烈に満たしてくれるはずです。
最新の安全性能と装備を解説
安全装備についても詳しく触れておきましょう。新型CR-V、特にBLACK EDITIONには、国内ホンダSUVとして初採用となる「Honda SENSING 360(ホンダ センシング サンロクマル)」が搭載されています。これは従来のHonda SENSINGの機能を大幅に拡張した次世代のシステムです。
死角をゼロにする「全方位センシング」
通常のHonda SENSINGは、フロントの単眼カメラとミリ波レーダーで前方を監視していますが、「360」ではさらにフロントバンパーの両端とリアバンパーの両端に、合計5つのミリ波レーダーを追加装備しています。これにより、文字通り車両の周囲360度を常にセンサーが監視している状態を作り出しています。
具体的にどんなシーンで役立つかと言うと、例えば見通しの悪い交差点。「前方交差車両警報」機能により、左右から接近してくる車両を検知してドライバーに知らせてくれます。また、高速道路での車線変更時には、「車線変更時衝突抑制機能」が働き、斜め後ろの死角に車がいる場合にハンドル操作をアシストして衝突を回避してくれます。
長距離ドライブが楽になる高度運転支援
さらに、「車線変更支援機能」も搭載されています。これは、高速道路でアダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援システム(LKAS)を作動させている際に、ドライバーがウインカーを出すだけで、システムが周囲の安全を確認し、自動でハンドルを操作して車線変更を行ってくれるというものです。
また、カーブの手前で自動的に速度を調整する機能も備わっており、システム任せで走れる領域が格段に広がりました。家族を乗せて遠出する機会が多いCR-Vだからこそ、ドライバーの疲労を軽減し、うっかりミスをカバーしてくれるこのシステムは、500万円という価格を正当化する十分な理由になります。
中古との比較でわかる進化
「新型は魅力的だけど、やっぱり予算が厳しい…」「中古の先代モデル(5代目CR-V)でも十分じゃないか?」と迷っている方もいるかもしれません。確かに、先代CR-Vの中古車相場はこなれてきており、ハイブリッドモデルでも走行距離や程度によっては250万~350万円程度で狙えるため、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
価格差200万円の価値はあるか?
新型と先代の中古車には、およそ200万~250万円の価格差があります。この差額をどう捉えるかが判断の分かれ目ですが、私は以下の2点において、新型には価格差以上の価値があると考えています。
一つ目は「デジタル体験の差」です。先代モデルの弱点としてよく挙げられるのが、純正ナビゲーションの画面サイズ(7インチ)の小ささと、システムの古さです。現代のスマホに慣れた感覚からすると、どうしても画質やレスポンスに古さを感じてしまいます。一方、新型はGoogle搭載の大型ディスプレイを採用しており、地図の見やすさ、操作のサクサク感、コネクテッド機能の充実度は、まさに「ガラケーとスマホ」くらいの違いがあります。
二つ目は「静粛性と乗り心地の質」です。先代も発売当時は静かな車として評価されていましたが、新型はボディ剛性が飛躍的に向上し、構造用接着剤の多用や遮音材の最適配置により、ワンランク上の静寂性を手に入れています。特に、荒れた路面を走った時の「ゴー」というロードノイズの抑え込みや、段差を乗り越えた時の「トン」という収まりの良い衝撃吸収性は、高級輸入車と比較しても遜色ないレベルです。
「とりあえずSUVに乗れればいい」という割り切りなら中古の先代モデルも賢い選択ですが、「最新の技術に触れたい」「長く乗っても色褪せない満足感が欲しい」と考えるなら、初期投資は高くても新型を選んだほうが、結果的な満足度とリセールバリューは高くなると私は確信しています。
発売前の評判と市場の期待
2026年2月の発売を目前に控え、SNSや自動車メディアのコメント欄、インターネット掲示板などでは、新型CR-Vに関する様々な意見が飛び交っています。期待と不安が入り混じったリアルな市場の声を分析してみましょう。
「待ってました!」という歓迎の声
まず目立つのが、デザインに対するポジティブな評価です。「アメリカンな雰囲気でカッコいい」「最近のホンダ車の中で一番イケメン」「威風堂々としていて所有欲をそそられる」といった声が多く聞かれます。特に、直線基調の力強いフロントフェイスや、シンプルながら質感の高い内装デザインは、従来のホンダファンだけでなく、他メーカーのSUVユーザーからも注目されているようです。
また、「Google搭載は便利そう」「やっと日本でも最新のコネクテッドカーが買える」という機能面への期待や、「e:HEVの走りが楽しみ」という走行性能への関心も高いです。日本のSUV市場において、トヨタのハリアーやRAV4の一強状態が続く中、「ホンダらしい走りの良いSUV」という選択肢が増えることは、多くのユーザーにとって歓迎すべきことでしょう。
「デカい、高い」という懸念の声
一方で、ネガティブな意見として最も多いのが、やはり「価格」と「サイズ」に関するものです。「500万オーバーは正直キツイ」「CR-Vも高級車になっちゃったな…」という、価格上昇に対する嘆きの声は少なくありません。特に、かつてのCR-Vを知る層からは、「もっと手頃で使い倒せる道具感が良かったのに」という意見も見られます。
サイズに関しても、「1,865mmはデカすぎる」「ウチの駐車場には入らないから諦めるしかない」といった切実な悩みが多く寄せられています。都市部を中心に、駐車場の制約で購入対象から外れざるを得ないユーザーが一定数いることは事実であり、これが販売台数にどう影響するかは懸念材料の一つです。
しかし、総じて見れば「高いけど、それだけの価値はある」という評価に落ち着きつつあるようです。実車を見た先行展示会の参加者からは、「内装の質感が想像以上に良かった」「これなら500万でも納得できる」という感想が多く聞かれ、安さを売りにする車ではなく、「良いものを長く乗りたい」という本質志向のユーザー層にしっかりと刺さっている印象を受けます。
CR-Vフルモデルチェンジ2026のまとめ
最後に、今回の新型CR-Vのフルモデルチェンジについて、重要ポイントをまとめます。
- 発売時期:2026年2月発売。先行予約はすでに開始されており、初期ロット争奪戦が始まっている。
- 生産形態:タイのアユタヤ工場で生産される逆輸入車。品質は日本生産と同等レベルを確保。
- 価格帯:約512万円~578万円。全車e:HEVの「RS」グレード設定で、高級路線へシフト。
- ボディサイズ:全長4,700mm、全幅1,865mmへ拡大。Dセグメント級の堂々たるサイズ感だが、駐車場制限には要注意。
- 居住性:7人乗りは廃止され、5人乗り専用に。その分、後席の広さと快適性はクラス最高レベル。
- 推奨グレード:先進装備が満載でリセールも期待できる「e:HEV RS BLACK EDITION」がベストバイ。
新型CR-Vは、もはやかつての「手頃でカジュアルなファミリーSUV」ではありません。それは、世界のプレミアムブランドと互角に渡り合えるだけの性能と質感を備えた、「大人の余裕を象徴するプレミアム・ツーリングSUV」へと進化を遂げていました。「CR-V フルモデルチェンジ 2026」と検索してこの記事にたどり着いた皆さんは、きっと車に対して単なる移動手段以上の価値を求めている、こだわりを持った方だと思います。
もし、街に溢れる他のSUVとは違う、個性的で存在感があり、かつ大切な家族やパートナーも満足できる快適な車を探しているなら、この新型CR-Vは間違いなく候補の筆頭に入るはずです。500万円という価格は安くはありませんが、その対価として得られる「所有する喜び」や「移動の快適さ」は、きっとあなたのカーライフをより豊かで彩りあるものにしてくれるでしょう。
まずは、お近くのホンダカーズで実車を見て、触れて、試乗してみてください。その圧倒的な進化と、ホンダの本気を肌で感じることができるはずです。
