スバルの主力SUVとして長年愛され続けてきた「フォレスター」が、2025年4月3日に満を持してフルモデルチェンジを果たしました。
6代目となる新型フォレスターは、「正統派SUV」としての価値を継承しながらも、デザイン、パワートレイン、装備など多くの面で進化を遂げています。
本記事では、新型フォレスター 2025の魅力やスペック、価格など、気になる情報を徹底解説します。
フォレスター 新型 2025の全貌:SUVらしさと使いやすさを両立した最新モデル
発売日と概要
価格はいくら?グレード別の検証
サイズは?先代モデルとの比較
燃費性能:ハイブリッドで大幅向上
エンジン:選べる2種類のパワートレイン
発売日と概要
新型フォレスターは2025年4月3日に日本での予約受付が開始されました。
この6代目モデルは、2023年11月に北米で世界初公開され、すでに海外では販売が始まっていました。
日本モデルの納車は早ければ2025年夏頃になる見込みです。
スバルは新型フォレスターを「正統派SUV」と位置づけ、SUVらしいデザインを強化しながらも、コンパクトで扱いやすいボディサイズと広い室内空間を維持することにこだわりました。
開発責任者であるSUBARU商品事業本部プロジェクトゼネラルマネージャーの只木克郎氏は「フォレスターはこのカテゴリーのクルマにしてはちょっとコンパクトなので、取り扱いしやすく、かつ室内や荷室は広くすごく使い勝手があるクルマですのでそこは崩してはいけない」と述べています。
新型フォレスターは、日本の道路事情やユーザーニーズに合わせて絶妙なサイズ感を維持しながらも、内装や機能面では大幅な進化を遂げた魅力的なモデルとなっています。
価格はいくら?グレード別の検証
新型フォレスターの正式な価格はまだ発表されていませんが、400万円台からとなるとアナウンスされています。
従来型と比較して、ストロングハイブリッド搭載の「X-BREAK」グレードで約88万円、1.8Lターボエンジン搭載の「SPORT」グレードで約55万円の値上げとなることが明らかにされています。
グレード構成は「SPORT」「X-BREAK S:HEV」「Premium S:HEV」の3モデルを基本とし、それぞれに先進運転支援システム「アイサイトX」を搭載した「EX」グレードも用意されます。全6バリエーションの中から選ぶことができます。
北米での価格を参考にすると、「ベース」グレードが約450万円、「プレミアム」グレードが約486万円~504万円となっており、日本モデルも同様の価格帯になると予想されます。
価格上昇の理由としては、新開発のストロングハイブリッドシステムの搭載や、最新の安全装備・快適装備の充実などが挙げられます。
サイズは?先代モデルとの比較
新型フォレスターのボディサイズは全長4655mm×全幅1830mm×全高1730mmとなっており、先代モデルと比較して全長と全幅がそれぞれ15mmずつ拡大しています。
ホイールベースは2670mm、最低地上高は220mmと変わらず維持されています。
この僅かなサイズ拡大は、主にデザイン面での存在感強化のために行われたもので、基本的な取り回しのしやすさはそのままに、より堂々としたSUVらしい外観を実現しています。
また、タイヤサイズは先代モデルの17&18インチから、新型では18&19インチへと1インチ大径化。
「Premium S:HEV」グレードには歴代フォレスターとして初めて19インチホイールが装着されています。
燃費性能:ハイブリッドで大幅向上
新型フォレスターの大きな進化点の一つが、トヨタのハイブリッドシステム(THS-II)をベースに水平対向エンジンを組み合わせた「ストロングハイブリッド(S:HEV)」の採用です。
WLTCモード燃費は、先代の2Lマイルドハイブリッドの14.0km/Lに対し、新型の2.5Lストロングハイブリッドは18.4km/L(Premium S:HEV)、18.8km/L(X-BREAK S:HEV)と大幅に向上しています。
一方、1.8リッターターボエンジン搭載の「SPORT」グレードのWLTCモード燃費は13.6km/Lと、先代ターボ車と同等の数値になっています。
ユーザーからは「クルマはいいけど、燃費がね」という声が多かったフォレスターですが、新型モデルではストロングハイブリッドの採用によりこの弱点を克服。
燃費性能と力強い走りを両立させています。
エンジン:選べる2種類のパワートレイン
新型フォレスターには、2種類のパワートレインが用意されています。
1つ目は1.8リッター水平対向4気筒直噴ターボエンジンで、先代モデルからのキャリーオーバーとなります。
最高出力177PS、最大トルク300N・mという力強い性能を発揮し、「SPORT」グレードに搭載されます。
2つ目は新開発の2.5リッター水平対向4気筒ストロングハイブリッド「S:HEV」です。
この「S:HEV」は、2.5リッターエンジン(最高出力160PS、最大トルク209N・m)と走行用モーター(最高出力119.6PS、最大トルク270N・m)を組み合わせたものです。
クロストレックに次いでフォレスターに搭載され、力強い走りと優れた燃費性能を両立しています。
どちらのパワートレインも、スバルのアイデンティティである「シンメトリカルAWD」と組み合わされ、プロペラシャフトで前後輪を繋ぐ機械式4WDを採用しています。
これにより、ハイブリッド車であってもスバルならではの優れた走破性と安定性を確保しています。
フォレスター 新型 2025が魅せる進化:内外装・機能面での大幅な向上
内装:質感向上と先進装備の充実
ハイブリッドシステム:S:HEVの実力
アイサイトX:進化した運転支援システム
デザイン:存在感と実用性を両立
静粛性と乗り心地:品質感の向上
カラーバリエーション:選べる外装色

内装:質感向上と先進装備の充実
新型フォレスターの内装は、質感の向上と先進装備の充実が図られています。
ダッシュボードには厚みのある造形を採用し、多角形のモチーフで力強さを表現。
ハニカム柄のダッシュボードや、ドアパネル下端およびテールゲートのトリムに用いられたプロテクトパターンなど、細部までこだわり抜かれたデザインとなっています。
メーターパネルには12.3インチのフル液晶メーターを採用。ハイブリッド車ではパワーメーターの表示も可能です。
インパネ中央には11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイを配置し、ナビゲーションやオーディオ、エアコンなどの操作を集約しています。
シート素材も各グレードで異なり、「SPORT」にはウルトラスエード/合成皮革シート(ブラック/グレー、ブラウンステッチ)、「X-BREAK S:HEV」には撥水ポリウレタン/合成皮革シート(ブラック/グレー、グリーンステッチ)、「Premium S:HEV」には撥水ファブリック/撥水トリコットシート(グレー/プラチナ、ブルーステッチ)を採用。「Premium S:HEV」にはオプションでナッパレザーとウルトラスエードのコンビシートも選択可能です。
ラゲッジスペースも広々としており、6:4分割可倒式リアシートを倒せばフラットで広大なスペースが出現します。
「X-BREAK S:HEV」には撥水カーゴフロアボード(ラゲッジスムーザー機能付き)も装備されており、アウトドアでの使用も想定した実用性の高さも特徴です。
ハイブリッドシステム:S:HEVの実力
新型フォレスターに搭載されたストロングハイブリッドシステム「S:HEV」は、スバル初の本格的なハイブリッドシステムとして注目を集めています。
このシステムは2.5リッター水平対向エンジンと電動モーターを組み合わせた「次世代e-BOXER」と呼ばれるもので、トヨタのTHS-IIをベースに水平対向エンジンと組み合わせてスバル独自の開発を行っています。
「S:HEV」では、発電/エンジンスタートと走行/ブレーキエネルギー回生の役割を担う2基のモータージェネレーターを搭載。プラネタリーギア式の動力分割機構が変速の役割も担い、滑らかな走りを実現しています。
北米では燃費が40%向上したと報告されており、日本仕様でもWLTCモード燃費18.4~18.8km/Lと、先代モデルから大幅に向上しています。
また、EVモードでの走行も可能で、低速域では電気だけでの走行ができるようになっています。
スバルらしさを継承するため、ハイブリッドシステムでありながらプロペラシャフトで前後輪を繋ぐ機械式AWDを採用。
これにより、電動4WDとは一線を画す走破性とトラクション性能を確保しています。
アイサイトX:進化した運転支援システム
新型フォレスターでは、スバルの先進運転支援システムである「アイサイト」も最新世代にアップデートされています。
上級グレードとなる「EX」には、3つのカメラを採用した最新の「アイサイトX」が標準装備されます。
「アイサイトX」は、ステレオカメラと超広角単眼カメラを組み合わせたもので、渋滞時のハンズオフアシストやレーンチェンジアシスト機能などを備えています。
高速道路や自動車専用道路では、一定の条件下でハンズオフ走行が可能となり、ドライバーの負担を大きく軽減します。
また、全車にサイクリスト対応歩行者保護エアバッグや操舵連動機能付きのフルLEDヘッドランプ、ETC2.0車載器なども標準装備。
予防安全性能も大幅に向上しています。
「アイサイトX」は、単なる運転支援だけではなく、事故を未然に防ぐための「ゼロ次安全」の考えに基づいて開発されており、スバルの安全への取り組みの集大成とも言えるシステムです。
デザイン:存在感と実用性を両立
新型フォレスターのエクステリアデザインは、「Ready for Adventure」をテーマに開発されました。
安心してどこへでも行ける性能の高さ、堂々とした存在感、都市から大自然まで似合うという3つのキーワードを軸に、SUVらしいデザインに仕上げられています。
外観は水平基調のモチーフをベースにフェンダーやロアボディに影面をつけることで厚みや重さを強調し、SUVらしさを表現。
フロントグリルとヘッドライトを一体的にデザインし、高い位置に軸を通す大胆な造形によって、存在感を向上させています。
また、フォレスター初となるブラックルーフの2トーンカラーも用意されています。
新型モデルではボディサイズがわずかに拡大されていますが、これはフロントオーバーハングならびにボディーサイドの”デザインしろ”にあてられたもので、基本となるパッケージに変更はありません。
デザイナーは、「新型でサイズアップした全長と全幅(それぞれ+15mm)は全てデザインのために使われた」と述べています。
また、純正アクセサリーも「ADVENTURE Style」「PREMIUM Style」「STI Style」と3タイプのバリエーションが用意され、それぞれのライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能となっています。
静粛性と乗り心地:品質感の向上
新型フォレスターでは、静粛性と乗り心地の向上も大きなポイントとなっています。ボディにはフルインナーフレーム構造を採用し、構造用接着剤の使用範囲を拡大することで剛性を強化。
サスペンションの改良やデュアルピニオン電動パワーステアリングの採用などと相まって、乗り心地や操縦安定性、操舵レスポンス、静粛性などが大幅に改善されています。
開発責任者の只木氏は静粛性について、「音圧をデシベルで表現して、具体的な数字を目指そうというやり方は当然しているのですが、もっと耳障りな音を削減していきました。
クルマの動きに合わせて聞こえてくる音は変化するんですが、その動きと連動していれば自然に聞こえるので意外と気にならない、意識されないんです。ですから全体を静かにしながらナチュラルに聞こえてくるような音作りをしました」と述べており、単なる数値だけでなく、乗る人の感覚に合わせた細やかな調整が行われています。
また、視界の良さにもこだわり、「すっきりした前方視界を実現したい」という思いから、ドライバーの目線から見たボンネットフードの輪郭がひと塊りに見えるようなシンプルなデザインとし、フロントワイパーもドライバーからはほとんど見えない位置に配置するなど、細部まで考慮されています。
カラーバリエーション:選べる外装色
新型フォレスターには、豊富なカラーバリエーションが用意されています。標準カラーとしては、「クリスタルホワイト・パール」「アイスシルバー・メタリック」「マグネタイトグレー・メタリック」「クリスタルブラック・シリカ」などが設定されています。
さらに、「リバーロック・パール」「オータムグリーン・メタリック」などの新色も登場。上級グレードでは、ルーフをクリスタルブラック・シリカとした2トーンカラーも選択可能です。
各グレードによって特徴的なアクセントカラーも採用されており、「SPORT」グレードでは内外装にブロンズ(カッパー)カラーを、「X-BREAK S:HEV」ではエナジーグリーンのアクセントを、「Premium S:HEV」ではシルバーやブルーのアクセントをあしらうことで、グレードごとの個性を演出しています。
フォレスター 新型 2025の実力:注目すべき魅力と特徴
走行性能:実燃費と加速性能
日本発売時期と納期予想
装備と機能:快適性の向上
安全性能:進化したアイサイトと新機能
ライバル車比較:競合SUVとの違い

走行性能:実燃費と加速性能
新型フォレスターのストロングハイブリッドシステム「S:HEV」は、公式燃費値だけでなく実燃費においても大幅な向上が期待されています。
従来のマイルドハイブリッド「e-BOXER」では実燃費と公式燃費の乖離が大きいという声もありましたが、新型の「S:HEV」では、実際の使用環境でも優れた燃費性能を発揮するよう設計されています。
走行性能面では、2.5リッターエンジンと電気モーターの組み合わせにより、力強い加速と滑らかな走りを実現。
発進時の電気モーターによるトルクアシストにより、スムーズな加速が可能となっています。また、EVモードでの走行も可能となり、低速域では静かで環境に優しい走行が楽しめます。
一方、1.8リッターターボエンジン搭載の「SPORT」グレードは、最高出力177PS、最大トルク300N・mという力強いスペックを活かし、よりスポーティな走りを実現。山岳路や高速道路での力強い加速が特徴です。
日本発売時期と納期予想
新型フォレスターは2025年4月3日より日本での先行予約が開始されました。納車時期については、早ければ2025年夏頃になる見込みとされています。
スバルは現行モデル(5代目)の受注を2025年3月17日に終了しており、6代目となる新型モデルへの移行をスムーズに進めています。
販売店には既に新型モデルが搬入されており、予約受付に向けた準備が整っていました。
ただし、半導体不足や部品供給の問題が続いている自動車業界の状況を考慮すると、実際の納車時期は予想よりも遅れる可能性もあります。
特に人気グレードや人気カラーの場合は、納期が長くなる可能性があることも念頭に置いておくとよいでしょう。
装備と機能:快適性の向上
新型フォレスターでは、装備面でも大幅な進化が図られています。
従来型では全車オーディオレス仕様が標準だったところを、新型では11.6インチのセンターインフォメーションディスプレイやインフォテインメントシステム、ナビゲーションシステムを標準で採用。Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応し、スマートフォンとの連携も容易になっています。
「Premium S:HEV」グレードには、キックセンサー式ハンズフリーパワーリアゲートやワイヤレス充電器も標準装備。
オプションでハーマンカードンサウンドシステムも選択できます。
また、「X-BREAK S:HEV」には、アウトドア向けの装備として撥水機能を持つシート表皮やラダータイプのルーフレール、撥水カーゴフロアボードなどが装備されており、アクティブなライフスタイルをサポートします。
純正アクセサリーも充実しており、特に「ADVENTURE Style」では、サイドのプロテクターにパラコードを張ることで小物をかけておくことができる機能や、車中泊に便利な「リアシートバック・エクステンション」など、実用的なアイテムが多数用意されています。
安全性能:進化したアイサイトと新機能
新型フォレスターでは、安全性能も大幅に強化されています。全車に標準装備される最新世代の「アイサイト」は、広角単眼カメラや前側方レーダーを備え、より広い範囲の障害物を検知することが可能となりました。
上級グレードの「EX」に搭載される「アイサイトX」では、渋滞時のハンズオフアシストやレーンチェンジアシスト機能に加え、高速道路での車線変更支援など、より高度な運転支援機能を提供します。
また、新型フォレスターには「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」という新機能も搭載。これは自転車乗りを含む歩行者との衝突時に、ボンネット上部からエアバッグが展開して衝撃を緩和する仕組みです。
さらに、操舵連動機能付きのフルLEDヘッドランプやETC2.0車載器、デジタルマルチビューモニターなど、安全性と利便性を高める装備が全車に標準で装備されています。
ライバル車比較:競合SUVとの違い
新型フォレスターのライバルとなるのは、トヨタRAV4、ホンダCR-V、マツダCX-5、日産エクストレイルなどの人気ミッドサイズSUVです。
これらの競合車と比較した際の新型フォレスターの強みは以下の点にあります。
- 「シンメトリカルAWD」による優れた走破性と安定性:スバルの伝統である水平対向エンジンと機械式AWDの組み合わせにより、他のハイブリッドSUVよりも優れたオフロード性能を発揮します。
- ストロングハイブリッドの採用による燃費向上:従来のフォレスターの弱点だった燃費を大幅に改善し、ライバル車に引けを取らない燃費性能を実現しています。
- 適度なサイズ感と広い室内空間:全長4655mmという比較的コンパクトなボディサイズながら、広い室内空間と使いやすい荷室を確保しています。
- 先進の安全技術「アイサイトX」:渋滞時のハンズオフ走行やレーンチェンジアシストなど、高度な運転支援機能を搭載しています。
- アウトドア志向の装備:撥水シートや撥水カーゴフロア、ルーフレールなど、アクティブなライフスタイルをサポートする装備が充実しています。
これらの特徴により、新型フォレスターは競合SUVの中でも独自のポジションを確立しています。
特に、ストロングハイブリッドと機械式AWDの組み合わせは他にはない強みであり、燃費と走破性の両立を求めるユーザーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。
フォレスター 新型 2025を購入するべき理由と注目ポイント
評価と口コミ:先行試乗の感想
特長:7つの魅力を徹底解説
購入タイミング:今が買い時?
アクセサリーと純正オプション
維持費と経済性

評価と口コミ:先行試乗の感想
新型フォレスターは発表されたばかりですが、先行試乗したジャーナリストからは高い評価を得ています。
特に注目されているのは、ストロングハイブリッドシステムの搭載による燃費向上と走行性能の向上です。
試乗したジャーナリストからは「ストロングハイブリッド化の恩恵で滑らかな走りと静粛性が大幅に向上」「燃費が大きく改善され、フォレスターの弱点だった部分が克服された」「デザインの進化と内装の質感向上で、より高級感のある仕上がりになった」などの好意的な意見が聞かれています。
一方で「価格の上昇幅が大きく、コストパフォーマンスの面で検討が必要」という指摘もあります。実際、先代モデルと比較すると55万円~88万円の値上げとなっていますが、装備や機能の充実を考えれば妥当な範囲とも言えるでしょう。
日常使いから休日のアウトドアまで幅広く活躍する汎用性の高さと、ストロングハイブリッドによる燃費向上、進化した安全装備などが、新型フォレスターの評価を高めているポイントとなっています。
特長:7つの魅力を徹底解説
新型フォレスターの魅力を7つのポイントにまとめると、以下のようになります。
- ストロングハイブリッドシステムの搭載
燃費が18.4~18.8km/Lと大幅に向上し、環境性能と経済性が大きく改善されました。 - 最新の安全技術「アイサイトX」
渋滞時のハンズオフ走行や車線変更支援など、より高度な運転支援機能を提供します。 - SUVらしさを強調したデザイン:
フェンダーやボディサイドに厚みを持たせた造形で、力強く堂々としたSUVらしいデザインに進化しました。 - 先進のインフォテインメントシステム
12.3インチのフル液晶メーターと11.6インチのセンターディスプレイにより、情報表示や操作性が向上しています。 - 広々としたラゲッジスペース
6:4分割可倒式リアシートを倒せばフラットで広大なスペースが確保でき、アウトドアやショッピングなど様々なシーンで活躍します。 - アウトドア向けの機能
「X-BREAK」グレードの撥水シートや撥水カーゴフロア、ラダータイプのルーフレールなど、アクティブなライフスタイルをサポートする装備が充実しています。 - シンメトリカルAWDの走破性と安定性
スバルの伝統である水平対向エンジンと機械式AWDの組み合わせにより、様々な路面状況で安定した走りを実現します。ハイブリッド車でありながら本格的な4WDシステムを搭載している点は大きな魅力です。
これらの特長により、新型フォレスターは日常のコミューティングから週末のアウトドア、そして悪天候時の安全な走行まで幅広いシーンで活躍する万能SUVとなっています。
購入タイミング:今が買い時?
新型フォレスターの購入を検討する際のタイミングについて考えてみましょう。
2025年4月3日から先行予約が開始され、納車は早ければ2025年夏頃と予想されています。
購入を決断するポイントとしては、以下のような点が挙げられます:
- 燃費性能の大幅向上
ストロングハイブリッドの採用により、従来のモデルに比べて燃費が大幅に向上しています。長期的な維持費の削減を考えると、今回の新型への買い替えは合理的な選択と言えるでしょう。 - 最新の安全装備
「アイサイトX」をはじめとする最新の安全装備は、家族の安全を守るという点で大きなメリットがあります。特に小さなお子さんがいるファミリーにとっては、安全性の向上は何にも代えがたい価値があります。 - 価格上昇の影響
新型モデルは先代に比べて55万円~88万円の値上げとなっており、予算面での検討が必要です。しかし、装備の充実や燃費の向上などトータルで考えると、その価値に見合った価格設定とも言えます。 - 納期の見通し
自動車業界全体で半導体不足や部品供給の問題が続いていることを考慮すると、人気車種であるフォレスターは発売初期に注文が集中し、納期が長期化する可能性があります。早めに予約を入れておくことで、より早く新型に乗ることができるでしょう。
総合的に判断すると、ストロングハイブリッドシステムの搭載や安全装備の進化など大きな進化を遂げた新型フォレスターは、長く乗るつもりの方にとっては今が買い時と言えるでしょう。
特に燃費を重視するユーザーや最新の安全技術を求めるユーザーにとっては、魅力的な選択肢となっています。
アクセサリーと純正オプション
新型フォレスターには充実した純正アクセサリーが用意されており、3つのスタイルコンセプトに基づいたカスタマイズが可能です。
- ADVENTURE Style
アウトドアを意識した樹脂製のプロテクターを随所に配置し、ターコイズブルーのアクセントをあしらった非日常感を演出するスタイル。サイドのプロテクターにはパラコードを張ることで小物などをかけられる実用的な機能も備えています。 - PREMIUM Style
都会的で洗練されたデザインを強調し、上質感を高めるアクセサリーパッケージ。クロームの加飾パーツやスポーティなホイールなどが特徴です。 - STI Style
スバルのモータースポーツブランド「STI」の要素を取り入れたスポーティーなスタイル。アンダースポイラーやサイドアンダースポイラーなど、空力性能と見た目の迫力を高めるパーツが用意されています。
その他にも、車中泊を快適にするための「リアシートバック・エクステンション」や、ラゲッジスペースを活用するための様々なアイテムが用意されています。
フロア部分を1550mmから1800mmに延長できるアイテムや、荷物の固定に便利なユーティリティナットなど、実用的なアクセサリーが多数ラインナップされています。
また、メーカーオプションとしては、本革シート(Premium S:HEV/Premium S:HEV EXのみ)、ハーマンカードンサウンドシステム、大型サンルーフ、AC100Vコンセントなどが設定されており、自分のライフスタイルに合わせた装備の選択が可能です。
維持費と経済性
新型フォレスターの維持費について考えてみましょう。
ストロングハイブリッドシステムの採用により、燃費が先代モデルに比べて大幅に向上しているため、ガソリン代の節約につながります。
例えば、年間走行距離を1万kmと仮定し、ガソリン価格を170円/Lとした場合、先代の2.0Lマイルドハイブリッド(14.0km/L)と新型の2.5Lストロングハイブリッド(18.8km/L)では、年間のガソリン代に約2万5千円の差が生まれます。
これが車の寿命である10年間で考えると、約25万円の燃料費削減効果があることになります。
税金面では、ハイブリッド車は排気量が大きくなるものの、エコカー減税の恩恵を受けられる可能性があります。
また、自動車保険についても、最新の安全技術が搭載されていることで、保険料の割引が適用される場合があります。
一方で、初期購入価格は上昇しているため、総合的な経済性を判断する際には、購入価格の差と燃費向上による燃料費の節約分を比較検討する必要があります。
長期間保有する予定のユーザーにとっては、燃費向上による経済的メリットが大きくなるでしょう。
また、スバル車は一般的に高い残価率を誇り、特にフォレスターはSUVブームもあって中古車市場での需要も高いため、将来の売却時にもその価値が維持されやすいという点も経済性の観点から重要な要素と言えるでしょう。
まとめ:フォレスター 新型 2025は買うべき一台か
新型フォレスターは、スバルの「正統派SUV」としての価値を継承しながらも、多くの面で進化を遂げた魅力的なモデルとなっています。
特に、ストロングハイブリッドシステムの採用による燃費向上と、最新の安全技術「アイサイトX」の搭載は、従来のフォレスターの弱点を克服し、商品力を大幅に高めています。
日常の通勤・買い物から週末のアウトドアレジャーまで、幅広いシーンで活躍する汎用性の高さは、フォレスターの最大の魅力であり、新型モデルではその特長がさらに強化されています。
適度なサイズ感と広い室内空間、使いやすい荷室は、多くのユーザーのライフスタイルにフィットするでしょう。
もちろん、先代モデルと比較して55万円~88万円の値上げとなっている点は検討が必要です。
しかし、装備の充実度や燃費性能の向上、先進安全技術の進化を考えれば、その価値に見合った価格設定とも言えます。
特に以下のようなユーザーにとっては、新型フォレスターは「買うべき一台」と言えるでしょう:
- 燃費性能と走行性能の両立を求めるユーザー
- アウトドアやレジャーを楽しむアクティブなライフスタイルの方
- 家族の安全を重視し、最新の安全技術を求めるユーザー
- 長期保有を前提とした、信頼性の高いSUVを探している方
- 街中での取り回しのしやすさと、悪路での走破性の両方を求めるユーザー
スバルフォレスターは1997年の初代モデル登場以来、多くのファンに支持されてきた歴史あるモデルです。
6代目となる新型モデルは、その歴史に新たなページを加える完成度の高い仕上がりとなっています。進化したフォレスターで、より快適で安全なカーライフを楽しんでみてはいかがでしょうか。
スバル新型フォレスターはこれからの時代に求められる性能と機能を高次元で融合した、スバルの技術力の集大成と言えるモデルです。環境性能、安全性能、そして走行性能を高いレベルで両立させた新型フォレスターは、多くのドライバーにとって理想的な一台となるでしょう。