「ホンダ フリードの2025年のマイナーチェンジはいつ?」「次のモデルチェンジで何が変わるの?」そんな期待と疑問を抱いて、最新情報を探している方も多いのではないでしょうか。
特に、家族の暮らしに寄り添うコンパクトミニバンとして絶大な人気を誇るフリードだからこそ、その進化には大きな注目が集まっています。
この記事では総力を挙げて調査した、フリードの最新情報をお届けします。
実は、皆様が「2025年のマイナーチェンジ」として期待している進化は、すでに2024年6月に行われた3代目へのフルモデルチェンジという形で実現しています。
この新型こそが、実質的な「2025年モデル」として市場をリードしていく存在なのです。
「なんだ、もう出ていたのか!」と驚かれたかもしれません。
しかし、これは朗報です。
待つ必要なく、最新・最高のフリードを今すぐ手に入れることができるのですから。
この記事は、その新型フリードの魅力を余すところなく解き明かす、まさに「完全ガイド」です。
デザインの刷新から、進化したパワートレイン、新しくなった安全性能、そして気になる価格やグレードの選び方まで、あらゆる情報を網羅的に、そして深く掘り下げて解説します。
読み終える頃には、新型フリードがなぜこれほどまでに魅力的で、あなたのカーライフをどのように豊かにしてくれるのか、確信を持っていただけるはずです。
この記事を読むと以下のポイントについて理解できます。
- 2025年モデルと目される新型フリードの実質的な発売日と詳細
- 旧型からどこが変わった?デザイン・性能・安全性の具体的な変更点
- 気になる新価格と全グレード構成、そして燃費性能の進化
- あなたのライフスタイルに合った最適な一台を見つけるための選び方
フリード マイナーチェンジ 2025年の全貌を徹底解説
多くのユーザーが心待ちにしていた「フリードのマイナーチェンジ」、その期待を遥かに超える形で登場したのが3代目となる新型フリードです。
ここでは、実質的な2025年モデルと言えるこの大きな進化の内容を、項目ごとに詳しく見ていきましょう。
「2025年の」というキーワードで検索される背景には、自動車業界特有の「モデルイヤー」という考え方があります。
これは、必ずしも発売年と一致するものではなく、多くの場合、年後半に発売されたモデルが翌年の年式として扱われるためです。
したがって、2024年6月に登場したこの3代目フリードは、まさに市場における「2025年の主役」と言える最新モデルなのです。
デザインから性能、安全性に至るまで、実に8年分もの進化が凝縮されたその実力は、まさに圧巻の一言です。

新型フリードのマイナーチェンジはいつ?発売日を解説
結論から改めて申し上げると、待望の新型フリードは2024年6月28日に発売されました。
先代である2代目が2016年9月に登場してから、約8年という長い期間を経てのフルモデルチェンジです。
この8年間、自動車業界は電動化や先進安全技術の分野で目覚ましい進歩を遂げており、多くのファンが「次のフリードは一体どうなるのか」と大きな期待を寄せていました。
一部の自動車情報サイトや中古車情報では、この新型が「2025年式」として扱われていることもあり、これが「2025年にマイナーチェンジがある」という期待につながっているようです。
しかし、これは年式の扱いの問題であり、この2024年6月に登場した3代目こそが、まさしく2025年のコンパクトミニバン市場をリードする最新モデルとなります。
その人気は凄まじく、発売後わずか1ヶ月で月間販売計画6,500台の約6倍にあたる約38,000台もの受注を記録したことからも、市場の期待の高さがうかがえます。
この驚異的な数字は、新型フリードの完成度の高さが、待っていたユーザーの心を強く掴んだことの何よりの証明です。
これだけの大きなフルモデルチェンジを果たした後ですので、近い将来に大規模なマイナーチェンジが行われる可能性は極めて低いと考えられます。
つまり、今こそが、この最新のフリードを手に入れる絶好のタイミングと言えるでしょう。


新型フリードのマイナーチェンジ内容を徹底比較!
今回のフルモデルチェンジは、単なるデザイン変更や一部の機能追加にとどまらない、まさに「全面刷新」と呼ぶにふさわしい内容です。
コンセプトからデザイン、そして日常の使い勝手の細部に至るまで、ユーザーの毎日に笑顔をもたらすためのホンダの想いと技術が凝縮されています。
コンセプトとデザインの進化
新型のコンセプトは「Smile Just Right Mover(スマイル ジャストライト ムーバー)」。
これは、運転する人だけでなく、乗る人みんなが自然と笑顔になるような、暮らしに「ちょうどいい」クルマを目指して開発されたことを意味します。
エクステリアデザインは、そのコンセプトを体現しています。
水平基調のベルトラインと、無駄な線を削ぎ落としたクリーンな面構成は、ボディサイズ以上の伸びやかさと上質感を演出。
シンプルでありながら飽きのこない、洗練された印象を与えます。
特に注目すべきは、Aピラー(フロントガラス横の柱)が従来の2本から1本構造へと変更された点です。
これにより、右左折時の斜め前方の死角が劇的に減少し、交差点での歩行者や自転車の確認が格段にしやすくなりました。
これは、日々の運転における小さなストレスを解消し、大きな安心感につながる、非常に意義のある進化です。
インテリアとユーティリティの革新
内装もまた、デザイン性と機能性が見事に両立されています。
最も象徴的な変更点は、メーターの配置です。
従来はダッシュボード中央上部にあったデジタルメーターを、運転席の目の前、ステアリングホイールの内側から見るインホイールメーター方式に変更しました。
これにより、ドライバーは視線移動を最小限に抑えながら運転情報を確認でき、より運転に集中できる環境が整いました。
ダッシュボード全体が水平基調で構成され、助手席の前には大きなトレーが設けられたことも見逃せません。
スマートフォンや財布はもちろん、子供のお菓子やおもちゃ、ティッシュボックスなどを置くのにも十分な広さがあり、散らかりがちな車内をすっきりと保つのに役立ちます。

そして、フリードの真骨頂である3列目シートの使い勝手は、もはや「革命的」と言えるほど進化しました。
シート自体の構造を見直し、軽量化と薄型化を徹底。
これにより、従来は少し力が必要だった跳ね上げ操作が、女性や力の弱い方でも驚くほど楽に行えるようになりました。
さらに、格納時の固定位置を従来より90mmも低く、そして窓ガラスから離して設置したことで、左右シート間の荷室幅が160mmも拡大しました。
この「プラス16cm」は絶大で、例えば27インチの自転車を前輪を外さずに積載したり、大型のベビーカーを畳まずに載せたりと、これまで諦めていた荷物の積載が可能になります。
まさに、ユーザーの「こうだったらいいのに」という切実な声に、ホンダが満点で応えた素晴らしい改良点です。

フリードのマイナーチェンジによる価格変動を予想
これほどの大幅な進化を遂げた新型フリード。
その価格設定も当然、多くの関心を集めています。
車両本体価格は、2,508,000円から3,437,500円(税込)の範囲で設定されており、先代モデルと比較すると上昇しています。
グレード体系は、シンプルで上質な標準スタイルの「AIR(エアー)」と、SUVテイストでアクティブな個性を放つ「CROSSTAR(クロスター)」の2つの基本スタイルで構成されます。
価格を左右する大きな要素として、パワートレインの違いが挙げられます。
新開発の高効率な2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」搭載モデルは、静粛性や力強い走りを実現する一方、ガソリンモデルと比較して約35万円高い設定です。
また、最も販売の主力になると予想される上級グレード「AIR EX」は、ベースの「AIR」から約19万円の価格アップとなります。
一見すると単なる値上げのように感じられるかもしれませんが、その価格上昇には明確な理由があります。
例えば、全車に標準装備された電子制御パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能。
これにより、信号待ちでのブレーキペダルの踏み続けが不要になり、渋滞時の疲労が大幅に軽減されます。
また、進化した安全運転支援システム「ホンダセンシング」や、新開発のe:HEVシステムなど、車両の基本性能そのものを大幅に向上させる最新技術が惜しみなく投入されています。
これは、目先の価格だけでは測れない、数年後の安全、快適、そして経済性への「未来への投資」と捉えることができます。
ホンダは、新型フリードに「価格以上の価値」を詰め込んだという自信の表れと言えるでしょう。
2025年新型フリード 価格一覧
グレード | パワートレイン | 駆動方式 | 定員 | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|
AIR | ガソリン | FF | 6名 | 2,508,000円 |
AIR | ガソリン | 4WD | 6名 | 2,739,000円 |
AIR EX | ガソリン | FF | 6名 | 2,697,200円 |
AIR EX | ガソリン | FF | 7名 | 2,741,200円 |
AIR EX | ガソリン | 4WD | 6名 | 2,928,200円 |
CROSSTAR | ガソリン | FF | 5名 | 2,812,700円 |
CROSSTAR | ガソリン | FF | 6名 | 2,856,700円 |
CROSSTAR | ガソリン | 4WD | 5名 | 3,043,700円 |
CROSSTAR | ガソリン | 4WD | 6名 | 3,087,700円 |
e:HEV AIR | ハイブリッド | FF | 6名 | 2,857,800円 |
e:HEV AIR | ハイブリッド | 4WD | 6名 | 3,088,800円 |
e:HEV AIR EX | ハイブリッド | FF | 6名 | 3,047,000円 |
e:HEV AIR EX | ハイブリッド | FF | 7名 | 3,091,000円 |
e:HEV AIR EX | ハイブリッド | 4WD | 6名 | 3,278,000円 |
e:HEV CROSSTAR | ハイブリッド | FF | 5名 | 3,162,500円 |
e:HEV CROSSTAR | ハイブリッド | FF | 6名 | 3,206,500円 |
e:HEV CROSSTAR | ハイブリッド | 4WD | 5名 | 3,393,500円 |
e:HEV CROSSTAR | ハイブリッド | 4WD | 6名 | 3,437,500円 |

フリードのマイナーチェンジで燃費性能は向上した?
日々の維持費を考える上で、燃費性能は家計に直結する非常に重要なポイントです。
新型フリードは、この点においても期待を大きく上回る、目覚ましい進化を遂げています。
最大の立役者は、新開発の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」の搭載です。
これにより、ハイブリッドモデル(2WD)のWLTCモード燃費は25.0~25.6km/Lという優れた数値を達成しました。
これは、先代ハイブリッドモデルの20.9km/Lから、実に約23%も向上した驚異的な進化です。
このe:HEVシステムは、エンジンを発電に使い、主にモーターの力で走行するシリーズハイブリッド方式を基本としています。
そのため、アクセルを踏んだ瞬間から静かで力強く、そして非常に滑らかに加速します。
特に、ストップ&ゴーが頻繁な市街地や、穏やかな速度で流れる郊外路など、日常的な走行シーンのほとんどをモーターだけでカバーできるため、驚くほど燃費が伸びます。
実際にオーナーからは、丁寧なアクセルワークを心がければ「カタログ燃費を超えるリッター25km台をコンスタントに記録できる」といった喜びの声もあがっており、その経済性の高さが証明されています。
一方のガソリンモデルも、WLTCモードで16.2~16.5km/L(2WD)と、このクラスのガソリンエンジン搭載ミニバンとして十分に優れた燃費性能を確保しています。
パワートレインの改良により、実用燃費も向上しており、どんな使い方をしてもお財布に優しいクルマに仕上がっています。
この燃費性能の飛躍的な向上は、新型フリードがもたらす大きな喜びの一つであり、長く乗れば乗るほどその恩恵を実感できるでしょう。
新型フリード 燃費比較 (WLTCモード)
タイプ | 燃費 (km/L) | 市街地モード (km/L) | 郊外モード (km/L) | 高速道路モード (km/L) |
---|---|---|---|---|
e:HEV (2WD) | 25.3 – 25.6 | 25.7 – 25.9 | 27.4 – 27.8 | 23.9 – 24.2 |
e:HEV (4WD) | 21.1 – 21.3 | 21.2 – 21.4 | 22.5 – 22.7 | 20.3 – 20.5 |
ガソリン (2WD) | 16.3 – 16.5 | 12.0 – 12.1 | 17.1 – 17.4 | 18.6 – 18.8 |
ガソリン (4WD) | 14.4 – 14.5 | 11.0 | 15.0 | 16.2 – 16.3 |

フリードのマイナーチェンジ、ホンダセンシングの進化
大切な家族を乗せるクルマだからこそ、安全性能には徹底的にこだわりたい。
そんなユーザーの想いに応えるため、新型フリードは先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を全タイプに標準装備し、その機能も大幅に進化させています。

システムの「目」と「耳」となるハードウェアは、従来のミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせから、より広角で高精細なフロントワイドビューカメラと、車両の前後合わせて8つに増設されたソナーセンサーへと刷新されました。
これにより、カメラはより広い範囲の白線や対向車、歩行者を検知でき、ソナーは車両周辺の障害物をより正確に捉えることが可能になりました。
このハードウェアの進化に伴い、新たに3つの頼もしい機能が追加され、日々の運転をさらに安全で快適なものにしてくれます。
- トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能): 高速道路などでの渋滞時、0km/hからシステムが作動し、先行車との車間距離を保ちながら車線維持を支援。
アクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストしてくれるため、ドライバーは精神的にも肉体的にも疲労困憊する渋滞中の運転から解放されます。 - 近距離衝突軽減ブレーキ: 車両前後のソナーセンサーが、壁などの障害物を検知。
駐車場での取り回しなど、低速走行時にブレーキとアクセルを踏み間違えた際に、衝突の危険があればブレーキをかけてサポートします。
コンビニのガラス壁のような透明な障害物も検知できるのが大きな強みです。 - 急アクセル抑制機能(ディーラーオプション): 駐車場から発進する際などに、ペダルの踏み間違いを検知すると、前方に障害物がなくても加速を抑制。
音と表示でドライバーに危険を知らせ、万が一の事故を未然に防ぎます。
これらの新機能に加え、従来の衝突軽減ブレーキ(CMBS)も、カメラの性能向上により夜間の歩行者や自転車の検知能力が向上するなど、既存の機能も着実に性能アップしています。
もはや単なる安全装備ではなく、日々の運転の安心と快適を支える、まるで熟練の同乗者のような「頼れるパートナー」へと進化を遂げたのです。

フリードのマイナーチェンジの輝かしい歴史を振り返る
フリードがこれほどまでに長きにわたり、多くのファミリーに愛され続けている理由は、その輝かしい歴史の中にあります。
「ちょうどいい」という普遍的な価値を軸に置きながら、常にユーザーの声に真摯に耳を傾け、時代のニーズに合わせて最高の進化を続けてきたからに他なりません。
- 初代 (GB3/GB4/GP3型, 2008年~2016年): 2008年5月、ホンダ・モビリオの後継として「This is サイコーにちょうどいい Honda!」という鮮烈なキャッチフレーズと共に誕生しました。
日本の道路事情に最適な5ナンバーサイズでありながら、驚くほど広い室内空間と多彩なシートアレンジを実現し、瞬く間にコンパクトミニバン市場の覇者となりました。
2010年には2列シート仕様の「フリードスパイク」を追加し、趣味性を重視する層の心も掴みました。
そして2011年には待望のハイブリッドモデルを追加し、燃費性能という時代のニーズにも的確に応えました。 - 2代目 (GB5/GB6/GB7/GB8型, 2016年~2024年): 2016年9月に登場。
2列シート仕様を「フリード+(プラス)」として刷新し、超低床フロアによる圧倒的な荷室の使いやすさを実現。
このモデルから先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」が本格的に搭載され、ファミリーカーに求められる安全性能を大きく向上させました。
2019年のマイナーチェンジでは、アクティブなユーザー層の心に響くSUVテイストの「CROSSTAR(クロスター)」が追加され、フリードの世界観をさらに広げました。 - 3代目 (2024年~): そして2024年6月、最新の3代目が登場。
初代から受け継がれる「ちょうどいい」というDNAを守りながら、新世代ハイブリッド「e:HEV」による圧倒的に上質で力強い走り、さらに進化した「ホンダセンシング」によるクラス最高水準の安心感、そして使う人のことを徹底的に考え抜いた革新的なユーティリティを備え、新たな歴史を刻み始めました。
この揺るぎない進化の系譜こそが、フリードというクルマへの絶大な信頼の証しなのです。

フリード マイナーチェンジ 2025年モデルの賢い選び方
数々の魅力的な進化を遂げた3代目、新型フリード。
しかし、パワートレインやグレードの選択肢が豊富なだけに「一体どのモデルが自分たちの家族にぴったりなの?」と迷ってしまうかもしれません。
このセクションでは、あなたのライフスタイルや価値観に最適な「最高の一台」を見つけるための、具体的で分かりやすい選び方を徹底的にガイドします。

フリードのマイナーチェンジ、グレードによる違いを比較
新型フリードのグレード構成は、非常にシンプルで分かりやすくなっています。
大きく分けて、標準スタイルの「AIR(エアー)」と、SUVテイストの「CROSSTAR(クロスター)」の2種類。
そして「AIR」には、装備を充実させた上級仕様の「AIR EX(エアー イーエックス)」が設定されています。
それぞれの違いと特徴を深く理解することが、後悔しないクルマ選びの第一歩です。
- AIR: シンプルさを追求した、いわば「素のフリード」の魅力を凝縮したベースグレードです。
必要な安全装備や快適装備は標準で揃いつつも、価格を抑えた非常に魅力的な設定です。
外観はスチールホイールにフルホイールキャップが装着されます。
「まずはフリードの基本性能の良さを体感したい」「自分好みにカスタムしていくベース車が欲しい」という方に最適なグレードです。 - AIR EX: 多くのユーザーにとって「これを選んでおけば間違いない」と言える、ベストバランスの上級グレードです。
AIRの装備に加え、足元を引き締めるスタイリッシュなアルミホイール、握り心地の良い本革巻ステアリング、冬場に嬉しい運転席&助手席シートヒーター、そして後席の快適性を夏場に劇的に向上させるリアクーラーなどが標準装備されます。
安全面でも、車線変更時に斜め後方の車両を検知して知らせてくれるブラインドスポットインフォメーションが追加され、高速道路などでの安心感が格段に向上。
ベースのAIRから約19万円の価格差で得られる満足度は非常に高く、特にファミリーでの使用を考えるなら、ぜひ選びたいグレードです。 - CROSSTAR: アクティブなライフスタイルを表現する、個性的なSUVテイストの最上級グレード。
AIR EXの充実した装備をベースに、力強い印象を与える専用デザインのフロントグリルや前後バンパー、シルバー塗装のドアミラー、そしてキャンプやスキー用品の積載に役立つルーフレール、夜間の視認性を高めるLEDフォグライトなど、内外装に特別な装備がふんだんに与えられています。
見た目の魅力だけでなく、実用性も兼ね備えた、フリードの新たな世界を切り拓くグレードです。
グレード別 主要装備比較
装備 | AIR | AIR EX | CROSSTAR |
---|---|---|---|
ホイール | スチールホイール | アルミホイール | 専用アルミホイール |
ステアリング | ウレタン | 本革巻 | 本革巻 |
リアクーラー | – | 標準装備 | 標準装備 (6人乗りのみ) |
ブラインドスポットインフォメーション | – | 標準装備 | 標準装備 |
LEDフォグライト | オプション | オプション | 標準装備 |
ルーフレール | – | – | 標準装備 |
乗車定員選択肢 | 6人のみ | 6人 / 7人 | 5人 / 6人 |

フリード クロスターのマイナーチェンジ内容と魅力
数あるグレードの中でも、特に強い個性と独自の価値観を放っているのが「CROSSTAR(クロスター)」です。
これは単なる上級グレードという位置づけではなく、フリードの新たな可能性を切り拓き、ユーザーの遊び心を刺激する特別な存在と言えるでしょう。
最大の魅力は、そのアクティブで力強い専用デザインにあります。
CROSSTAR専用のブラック基調のフロントグリルや、タフな印象を強調する前後バンパー下部のシルバーガーニッシュ、そして足回りのホイールアーチプロテクターなどが、本格的なSUVの雰囲気を醸し出します。
標準装備されるルーフレールは、デザイン上のアクセントになるだけでなく、ルーフボックスやサイクルキャリアなどを装着する際に大活躍。
まさに、週末のレジャーが待ち遠しくなる、頼もしいスタイリングです。
そしてもう一つの重要な役割が、2列シート5人乗り仕様が選べる唯一のグレードであることです。
これは実質的に、先代モデルの「フリード+」が担っていた役割を受け継ぐもの。
3列目シートがない分、後部には広大で使い勝手に優れた荷室空間が生まれます。
さらに、CROSSTAR専用の撥水・撥油加工が施されたファブリックシートは、濡れたキャンプ道具や汚れたスポーツウェアを積んでも安心。
汚れを気にせずガンガン使える、嬉しい配慮です。
つまり、CROSSTARは「所有する喜びを満たすスタイリッシュなデザイン」と、「趣味の道具を気兼ねなく積める最大限の積載性」という2つの大きな価値を両立させたグレード。
日常の快適な移動はもちろん、車中泊やアウトドアアクティビティを思いっきり楽しみたい方に、最高のパートナーとなってくれるはずです。

フリード ハイブリッドのマイナーチェンジ、e:HEVの実力
新型フリードを選ぶ上で、ガソリンモデルとハイブリッド(e:HEV)、どちらのパワートレインを選ぶべきかは、多くの人が悩む最大のポイントかもしれません。
これは単なる燃費の差だけでなく、クルマの性格を決定づける走りの「質」の違いを深く理解することが、満足のいく選択への鍵となります。

e:HEV(ハイブリッド)の走り
e:HEVの走りを一言で表すなら「上質で滑らかな、大人の力強さ」です。
e:HEVは走行シーンのほとんどを、エンジンで発電した電気を使ってモーターで駆動するため、発進から驚くほどスムーズで静か。
アクセルを踏み込んだ瞬間から、電気モーターならではのレスポンスの良い、力強いトルクが立ち上がり、多人数乗車時や高速道路の合流、登坂路でも全くストレスを感じさせない加速性能を発揮します。
ガソリンモデルより約100kg重い車重が、逆に乗り心地においてはプラスに働き、路面の凹凸をしっとりといなす重厚感のある乗り味を実現。
まるでワンランク上の上級セダンに乗っているかのような、静かで快適な移動空間を乗員全員に提供します。
ガソリンモデルの走り
一方のガソリンモデルのキーワードは「軽快で素直な、クルマとの一体感」です。
e:HEVより軽量なボディは、動き出しが軽やかで、街中でのストップ&ゴーや細い路地での取り回しなど、キビキビとした運転感覚を楽しむことができます。
エンジンとタイヤが物理的に繋がっている感覚が強く、ドライバーのアクセル操作に対して非常にダイレクトに反応してくれるため、クルマを自分の手足のように操る楽しさを感じやすいのが大きな特徴です。
初期費用を抑えつつ、フリード本来の素直で扱いやすい走りの魅力を存分に楽しみたい方には、ガソリンモデルが最適な選択となるでしょう。
燃費や初期費用という数字だけでなく、ぜひ試乗でこの明確な「走りのキャラクター」の違いをご自身の感性で体感してみてください。
あなたの運転スタイルや価値観に合った、最高のパワートレインがきっと見つかります。

フリードのマイナーチェンジ、旧型との変更点を総まとめ
8年ぶりのフルモデルチェンジとなった新型フリードは、旧型オーナーも思わず「買い替えたい!」と唸るほどの、確実でユーザー目線の進化を遂げています。
その数々の変更点を総括すると、ホンダがいかにユーザーの日常の使い勝手を徹底的に研究し、開発にフィードバックしたかがよく分かります。
圧倒的に進化したポイント
- 走行性能と快適性: 新しいe:HEVシステムは、静粛性、パワー、そして加速の滑らかさの全てにおいて、旧型ハイブリッドを明確に凌駕します。
また、プラットフォームの刷新によるボディ剛性の向上は、乗り心地をより上質でフラットなものにし、ハンドリングの安定性も高めました。 - 運転のしやすさ: Aピラーの一本化による死角の低減や、視線移動の少ないインホイールメーターの採用による前方視界の改善は、毎日の運転で蓄積される小さなストレスを大きく軽減してくれる、地味ながら非常に効果的な改良点です。
- 後席の快適性: 全国のフリードユーザーが待ち望んでいたリアクーラーがついに設定されました(AIR EX以上に標準装備)。
特に夏場の後席に乗るお子様や同乗者にとって、これは最大の朗報と言えるでしょう。 - 荷室の使い勝手: 3列目シートの操作性が劇的に向上し、格納時の荷室幅が大幅に拡大したことは、フリード史上、最も画期的なユーザー本位の改良点の一つと言えます。
一方で、一部の旧型オーナーからは、新型の内装について「ウッドパネル調の加飾がなくなった」「プラスチックの質感が少し気になる」といった声も聞かれます。
しかしこれは、ホンダが表面的な華やかさよりも、走りや安全性、そして日々の実用性といった、クルマの本質的な価値にコストと技術を集中させた結果と捉えることができます。
目に見える部分だけでなく、乗る人すべてが長年にわたって実感できる機能的な進化にこそ、新型フリードの真の価値があるのです。

フリードのマイナーチェンジ、ライバル車シエンタと比較
コンパクトミニバン市場において、フリードの最大のライバルであり、永遠の好敵手と言えるのがトヨタ・シエンタです。
どちらもファミリー層から絶大な支持を受ける素晴らしいクルマですが、そのクルマづくりの思想には明確な違いがあります。
どちらが自分たちの家族に合っているか、多角的に比較してみましょう。
新型フリード vs. トヨタ シエンタ 主要スペック比較
項目 | 新型フリード | トヨタ シエンタ |
---|---|---|
全長 | 4,310 mm | 4,260 mm |
最小回転半径 | 5.2 m | 5.0 m |
2列目シート | キャプテンシート選択可 | ベンチシートのみ |
3列目格納方法 | 左右跳ね上げ式 | 2列目下への格納式 |
燃費 (ハイブリッド) | 21.1~25.6 km/L | 25.3~28.8 km/L |
パーキングブレーキ | 全車電子制御式 | 足踏み式 |
この比較表から、両車のキャラクターが鮮明に見えてきます。 |
- トヨタ・シエンタ: 「究極のコンパクトと経済性」を追求したクルマ。
クラス最高の燃費性能と、最小回転半径5.0mがもたらす狭い道でも安心の圧倒的な小回り性能が光ります。
3列目シートを2列目シートの下に格納するダイブイン方式は、完全にフラットで広大な荷室空間を生み出し、使い勝手に優れます。
街中での運転のしやすさと、日々のランニングコストを最優先するなら、シエンタが非常に有力な候補になります。 - ホンダ・フリード: 「コンパクトでありながら本格ミニバン」としての価値を追求。
シエンタには設定のない2列目キャプテンシートは、後席の快適性やウォークスルーによる3列目へのアクセスのしやすさで、大きなアドバンテージを誇ります。
3列目シート自体も、シエンタより大柄でクッションに厚みがあり、大人が座っても快適な座り心地を重視した設計です。
全車に電子制御パーキングブレーキとオートブレーキホールド機能を備えるなど、運転支援の快適性においても一歩リード。
乗員全員の快適な移動空間や、長距離ドライブでのゆとりを求めるなら、フリードがその期待に高いレベルで応えてくれます。
クルマの優劣ではなく、どちらがあなたの「使い方」や「価値観」に寄り添ってくれるか。
それが、最高のパートナーを見つけるための答えを導き出します。

まとめ:フリード マイナーチェンジ 2025
- 「2025年のマイナーチェンジ」とは2024年6月発売の3代目フルモデルチェンジのことである
- 新開発の2モーターハイブリッド「e:HEV」で走りと燃費が劇的に向上した
- ハイブリッドモデルの燃費はWLTCモードで最大25.6km/Lを達成
- 3列目シートの跳ね上げ操作が軽くなり、格納時の荷室幅も160mm拡大した
- 運転席からの前方視界が改善され、より運転しやすくなった
- 待望のリアクーラーが設定され後席の快適性が大幅にアップした
- 最新のホンダセンシングを全車に標準装備し安全性能が向上した
- 渋滞運転支援機能など3つの新しい安全機能が追加された
- 価格は約250万円からで、進化した価値を考えれば納得の設定である
- グレードは上質な「AIR」とアクティブな「CROSSTAR」の2系統
- 「CROSSTAR」には先代フリード+の役割を担う2列5人乗り仕様がある
- 最もおすすめのグレードは快適装備が充実した「AIR EX」である
- e:HEVは静かで力強く、ガソリン車は軽快な走りが魅力
- ライバルのシエンタと比較すると、後席の快適性と質感で優位に立つ
- 実質的な2025年モデルは、待つことなく今すぐ購入可能である